自立って、一人で立つことではなくて、「人に頼れるようになること」だとか、誰か言ってませんでしたかね。
それはともかくも、「人は誰かに甘えて満足した経験がないと一人立ち出来ない」のは事実だと思います。
世間では、学校に行けない子や、家からあまり出られない子や、仕事に就かずにいる子たちを「甘えている」と感じているようですけど、本当はどうなんでしょうか?
可能な限り彼らの気持ちを想像すると、彼らは多くの場合、現状に満足していません。楽しいという気持ちには、なかなかなれないと思います。仕方なく家にいるのではないでしょうか。できる事なら人並みなことを、人並みに楽しみたいと、心の底では思っているのではないかなぁと思うのですが・・・どうですか?
家族が他にも大きな問題(心配事)を抱えていて、つい遠慮してしまって寄りかかれなかったり・・・。
一歩踏み出すのが恐くて「手伝って欲しい」と思っていても、プライドが許さなかったり・・・。
それは見方を変えれば、「甘えきれていない」というふうにも思えてきませんか?
人が人に甘えるためには、相手を信頼していることが必要だと思います。信頼できない人に甘えたり出来ませんよね。初めて会った人に、いきなりすがりついたりなんて普通はありえません。
人が甘えてこないというのは、場合によっては信頼されていないということなのかもしれません。(場合によってはですよ)
世間に「甘えている」と言われる人たちは、本当は「心底甘えられる人(信頼できる人)を求めている人たち」なのかもしれません。
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